一方いっぽう、ローリーは 家うちの 玄関げんかんで 靴くつを 脱ぬぐことを 忘わすれてしまいました。だから、お 母かあさんのコンコンはローリーに やんわりと 日本にほんの 玄関げんかんのマナーを 説明せつめいしました。ローリーは 間違まちがいに 気きづくと、 あっと 息いきを 呑のみました。それから、ローリーが 靴くつを 脱ぬぐと、 足あしが プーンと 匂におったから、もっと 恥はずかしくなりました。ローリーが 休やすむために、お 母かあさんのコンコンとお 父とうさんのウォーはローリーを 部屋へやに 案内あんないしました。
ニャンチャンもローリーについて 行いって、 ニャーニャーと 話はなしをしました。ニャンチャンが だらだらと 話はなすので、ローリーは うんざりしました。その 後あとすぐお 母かあさんのコンコンは 晩ばんご 飯はんができたので、 皆みんなを 呼よびました。
ダイニングテーブルでローリーが 晩ばんご 飯はんを 待まっていると、 ジュージューという 肉にくを 焼やく 音おとが 聞きこえました。それから 皆みんなで 一緒いっしょに 最初さいしょの 食事しょくじの 焼肉やきにくを もぐもぐ 食たべました。
晩ばんご 飯はんの 後あと、ローリーは 部屋へやに 帰かえって、 布団ふとんを 敷しこうとしました。でも、 布団ふとんを ぐちゃぐちゃにしてしまいました。
だから 台所だいどころに 行いって、ワンクンに 助たすけを 求もとめました。でも、ワンクンは プイと 顔かおを 逸そらし、 無視むししました。ローリーはショックで ガーンと 落おち 込こみ、 いじいじした 気持きもちになりました。
お 父とうさんのウォーはそれに 気きが 付ついて、ローリーを 手伝てつだいなさいとワンクンに ガミガミ 言いいました。でも、ワンクンは カチンときて、 話はなしを 聞ききたくありませんでした。 結局けっきょく、ワンクンは 諦あきらめて、 ハーとため 息いきをついて、ローリーを 助たすけることにしました。